キッチン周辺のスペースを整頓したいと考えている人に、パントリーの設置をおすすめします。パントリーがあれば、食材や調理家電などの必要なものを収納できます。狭くて自由度が低いキッチン周辺のスペースを、快適なスペースにするためにパントリーについて見ていきましょう。リノベーション例も挙げているので参考にしてください。
パントリーの役割
食材のみならず、食器類や調理家電などを収納できる便利なスペースです。
家庭の食品庫
食材を保管するスペースを指します。食材だけではなく、たこ焼きプレートやバーベキューセットなど、普段あまり使用しない調理器具も保管できるので大変便利です。
そして、正月やクリスマスのときにしか使用しない食器や来客用のグラスなども保管できます。キッチンの収納スペースに余裕がないときは、有効に活用しましょう。
小部屋タイプ
ウォークインとウォークスルーの2パターンあります。スペースの広さは半畳程度なので、キッチンの後ろに設置しても狭さを感じにくくなります。半畳程度のスペースに棚を設置して、食材や調理器具などを収納するようにしましょう。
壁面タイプ
カフェや飲食店にあるような据え置きタイプのものがあります。小部屋タイプとは異なり常に視線に入るので、綺麗に整頓しておきたいものです。
据え置きタイプ以外にも、コーナータイプやスライドキャビネットタイプがあります。また、自分で壁に棚を製作して設置することもできるので、工事が得意な人は挑戦してみましょう。
パントリーのメリット
大きな買い物がしやすくなるメリットと、使用頻度が高いものをキッチンに設置できるメリットがあります。
まとめ買いができる
収納するスペースがあるので、まとめて購入できます。少しずつ購入するよりもまとめて購入するほうが、価格を抑えられるときがあるので便利です。
また、出かけたときにフラッと立ち寄った雑貨屋などで食器類を購入しても収納するスペースがあるので困りません。家族の人数が多い場合や来客の人数が多い場合は、パントリーがあると便利でしょう。
キッチンが片付けやすくなる
今すぐに必要なものや日常的に使用しているものを近くに配置し、今すぐに必要としないものや使用頻度が少ないものはパントリーに収納することで、キッチンのスペースに余裕が生まれます。キッチンが片付いていないと、思わぬアクシデントが発生してしまうかもしれません。整理整頓にも役立つので有効でしょう。
パントリーのリノベーション例
現在はリノベーションが人気です。自分好みの内装を手に入れられるので、便利なキッチンスペースを手に入れられます。
キッチンの背面に設置した例
スペースに余裕がないマンションでもパントリーを設置できます。キッチンの背面にパントリーを設置することで、料理スペースを確保できました。
既存の設備でパントリーを設置するのが難しい場合は、思い切って中古マンションを購入してリノベーションする方法があります。この方法は、新築マンションを購入するよりも価格が抑えられるメリットがあります。
L型キッチンを設置した例
キッチンの位置は変化させずに、キッチンの形を変更した例があります。L型キッチンに変更することで、キッチンのすぐ隣にパントリーを設置しました。食材や食器類などが手の届く場所にあるので、家事動線に無駄がありません。また、収納するときも時間を要しないので便利です。
パントリーを作るときの注意点
人の目に付かないタイプのパントリーを設置すると、整理整頓が疎かになってしまう可能性があります。常に在庫状況を確認して必要なものだけを収納しましょう。また、家族の人数が少ない人がパントリーを設置しても、使用せずにデッドスペースになってしまうかもしれません。
物を詰め込みがちになる
収納スペースに余裕がある場合は、物を詰め込みがちになるので注意が必要です。また、物を詰め込むことにより、食材であれば消費期限が過ぎてしまうことがあります。
そして、パントリーに収納している食材や調味料の存在を忘れて再び購入してしまうこともあります。在庫管理を適切に実施するために、何がどこにあるのかが見えるように収納しましょう。
デッドスペースになってしまう可能性がある
収納に便利なパントリーを設置したものの、使用しないままデッドスペースになってしまう可能性があります。家のスペースを削ってパントリーを設置するので、家族構成や来客人数などを踏まえて設置するかどうかを考えましょう。
必ず必要なものではありません。スペースを有効活用してください。実際にパントリーを設置している友人などに使用状況をヒアリングしてもよいでしょう。
まとめ
パントリーを設置すると、キッチン周辺のスペースが整頓されます。見た目が綺麗になるので、落ち着いた気持ちで過ごせるでしょう。
また、パントリーを設置するためにリノベーションする人が増加しています。中古マンションを購入して自分好みの内装を手に入れられるので、興味がある人はインターネットなどで調べてみましょう。この際、パントリーの設置について迷っている人は、友人などに使用状況を確認してから設置を検討してもよいのかもしれません。