
古民家リノベーションは、昔ながらの趣ある建物を活かしながら、快適な住まいへと生まれ変わらせる魅力的な方法です。しかし、独特の雰囲気や資産価値の向上といったメリットがある一方で、改修費用や断熱性能などに課題もあります。本記事では、古民家リノベーションの特徴とメリット、デメリットを解説します。
古民家リノベーションとは
古民家リノベーションとは、現代の暮らしに合わせて古い日本家屋を再生させることを指します。古民家には新築住宅にはない趣や雰囲気があり、それを活かしつつ、快適な住まいへとつくり直すのが特徴です。
古民家の定義として築年数に明確な基準はありませんが、一般社団法人全国古民家再生協会では、昭和25年の建築基準法の制定時にすでに建てられていた伝統的建造物(伝統構法)を古民家・旧家と位置づけています。そのため、リノベーション対象となる建物は築70年程度から300年を超えるものまで幅広く存在します。
古民家リノベーションは、外観や内装を現代的に刷新するだけではなく、耐震補強や断熱工事など機能面の改善も同時に行うのが一般的です。単なる修繕ではなく、新しい住まい方を実現するための「再生」であり、古民家ならではの魅力を守りながら暮らしやすさを追求できるのが大きな特徴です。
古民家リノベーションのメリット
古民家をリノベーションすることで、次のようなメリットがあります。
レトロな趣・雰囲気を活かせる
古民家リノベーションでは、柱や梁といった既存の素材をそのまま活かすことが多く、年月を経た独特の色合いや質感を住まいに取り入れられます。
新築住宅では得られない「古さが生む味わい」を残しながら、新しさとのコントラストを楽しめる点は大きな魅力です。土間や縁側など、日本家屋ならではの空間を再生できるのもポイントです。
流行に左右されない普遍性
家のデザインには流行がありますが、古民家はもともと「古い」存在であるため流行遅れになることがありません。古さの中に普遍的な美しさを備え、流行に左右されない住まいを手に入れられます。
良質な建材を活かせる
ヒノキやケヤキといった今では入手が難しい良材が古民家の柱や梁に使用されていることが多く、しっかりとした建築が多いのも魅力です。これらを活かすことで資源保護にもつながり、建て替えに比べ省エネルギーな選択ともなります。
快適な住み心地を得られる
古い建物でも、設備の刷新や断熱・耐震補強、間取りの変更を行うことで快適な住まいへと生まれ変わります。キッチンやリビングの工事、水回りの刷新、ウォークインクローゼットの新設など、現代的な利便性を取り入れつつ古民家特有の趣を残すことが可能です。
税制面でのメリット
古民家は築年数が経っているため、資産価値が低く評価されていることが多く、新築に比べ固定資産税を抑えられるケースがあります。リノベーションで価値が上がっても、新築建替えに比べ税負担が軽減されやすい点は経済的な利点といえるでしょう。
自分好みの家にできる
分譲住宅や建売住宅では得られない「世界でひとつだけの住まい」を造れるのも魅力です。古民家の趣を残しつつ和洋折衷のデザインに仕上げたり、広々としたリビングを設けたりと、自分のライフスタイルに合わせた家づくりができます。
人気エリアで住める可能性が広がる
都市部や人気エリアでは新築用地が限られていますが、古民家を購入してリノベーションすることで、希望のエリアに住める可能性が広がります。
反対に、過疎化が進む地域では、空き家となった古民家を再生し住むことが地域の活性化につながります。単に家をもつだけではなく、地域社会に貢献するという価値ももち合わせています。
文化的・建築的価値を残せる
職人の手による希少な建築や今では入手できない素材を保存できる点も大きなメリットです。単なる住居を超え、歴史的価値のある建物を未来へ残せます。
古民家リノベーションのデメリット
古民家リノベーションのメリットはたくさんありますが、一方でデメリットも無視できません。ここではデメリットも確認しておきましょう。
耐震補強や断熱工事が必要
古民家は建築基準法制定以前のものが多く、耐震性能が不足しています。
また、夏を快適に過ごす設計になっているため、断熱性が低く冬は寒さが大きな課題です。薄いシート状の断熱材を使うなど工夫が必要ですが、追加の工事費用がかかることは避けられません。
バリアフリー化が不十分
古民家は急な階段や大きな段差が多く、高齢になると住みにくさを感じることがあります。リノベーションの際には、段差の解消や手すり設置などバリアフリー対応が必要になるケースが多いです。
工期が長くなる
古民家は図面が残っていない場合が多く、事前調査に時間がかかります。梁が太い、未加工の丸太が使われているなど、施工にも時間が必要です。さらに、工事中にシロアリ被害や腐食が見つかり、追加補修や工期延長が発生するリスクもあります。
コストがかかる
古民家リノベーションは一般的な中古住宅のリフォームに比べてコストが高い傾向があります。内装刷新程度なら500万円前後で可能ですが、全体を大掛かりに再生する場合は数千万円規模になることも珍しくありません。
予算を重視するのか、建物の品質保存を重視するのかによって費用感は大きく変わります。
入居までに時間がかかる
中古マンションを購入してすぐ住める場合とは異なり、古民家リノベーションは建物検査から設計、施工まで多くの工程を要します。そのため、すぐに住み替えたい人には不向きです。
物件選びが重要
古民家を新たに購入してリノベーションする場合、建物の土台や梁の傷み、雨漏りの有無を確認することは必須です。同時に、現状の外観や雰囲気を気に入るかどうかも重要です。
屋根形状や玄関位置の変更など大掛かりな改修は費用が膨らむため、「今の状態でも魅力を感じられるか」が物件選びのカギとなります。
まとめ
古民家リノベーションは、レトロな趣や流行に左右されない普遍性、良質な建材の活用、地域活性化への貢献など多くのメリットがあります。一方で、耐震・断熱工事やバリアフリー対応、長い工期、追加費用などデメリットも存在します。費用相場は500万円から数千万円と幅広く、目的や理想の暮らし方によって選択肢が変わります。「古民家を再生して暮らす」という選択は、新築神話にとらわれず自分の価値観を大切にした住まい方です。デザイン面だけではなく機能性や将来性も見据え、信頼できる専門家とともに計画を進めることが、後悔しない古民家リノベーションの第一歩といえるでしょう。
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引用元:https://www.simplehouse.co.jp/
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