家を買う時にあなたが優先するものは何ですか?家の広さ、間取り、駅からの近さ、値段など人によって優先するものは人それぞれ。駅からの近さや都心に住みたい人は、家の広さを犠牲にして狭小住宅を選択する人もいます。今回は、狭小住宅のリノベーションについてご紹介します。狭小住宅でも、快適な家に変えることはできるのでしょうか?
狭小住宅でもリノベーションは可能
狭小住宅のリノベーションは、狭すぎてリノベーションしづらいのでは、変更箇所が限られるのではと不安に思う方もいるかもしれませんが、どんな変更ができるのか解説します。
そもそそも狭小住宅とは?
狭小住宅は、約50~70平方m程度の、狭い土地に建てられた住宅のことを指します。狭小住宅は、狭い敷地を有効に活用するため、狭小住宅ならではの個性的な間取りになっている住宅もあります。
例えば、吹き抜けで狭さを感じさせない間取り、スキップフロア、空間をあまり仕切らない間取りなどで狭さを感じさせないつくりになっています。
狭小住宅のリノベーション時のデメリット
狭小住宅は限られた敷地面積を有効に使うため、間取りやレイアウトに難がある場合があります。外からの視線が気になる間取り、日当たりが悪い間取りなど、前の住人が気にならなかったところが気になる場合も。
気になるところを全部リノベーションしようとすると、面積の制限で制約がある狭小住宅は、実現が難しいケースもあります。
スケルトンリフォームという選択肢
狭小住宅におすすめの施工方法が、スケルトンリフォームという選択肢です。スケルトンリフォームは、基礎、外壁、骨組み以外は解体してしまい、間取りからつくりなおすことができる方法です。
家族の人数によって使いやすい間取りやレイアウトは変わってきます。自分たち家族が納得できる狭小住宅に仕上がるようにするには、スケルトンリフォームを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
自然素材を取り入れるチャンス
自然素材は、化学成分を含まず天然成分でできた建材を指します。例えば、無垢材、珪藻土、しっくいなど。自然素材を用いるメリットは、アレルギーやシックハウスの原因になる化学物質の含有量が少ないこと、調湿や脱臭など天然の力でクリーンな住宅を実現できることです。
デメリットは費用が高額なところですが、狭小住宅は面積が狭いため、施工費用が少なくてすみます。おしゃれでエコな暮らしをしたい方、小さい子どもがいてアレルギーなどが心配な方は、自然素材を取り入れたリノベーションをしてみてはいかがでしょうか?
そもそもリフォームとリノベーションの違いとは?
・リフォーム・・老朽化したところを新しくすること、壁紙を貼りかえる、キッチンやユニットバスの交換など。マイナスのものをゼロに戻すこと。
・リノベーション・・既存のものを改修し、価値を高めること、間取りを変更する、水道管の変更など大幅な改修のこと。スケルトンリフォームとリノベーションは同じ意味の言葉として混同されています。フルリノベーションといった言い方をすることも。
狭小住宅でできるリノベーション事例
狭小住宅でリノベーションした場合、どんな変更が実現可能なのでしょうか?実例をご紹介します。
間取りを変更し快適な住まいに
空間を広く見せるには、仕切りをなるべく少なくするのが定番です。逆に仕切りが少ない場合は、仕切りを増やしてプライベート感を増やします。
子どもが大きくなったら部屋を増やしたい、来客が来た時に部屋を区切りたいといった場合には、可動式の間仕切りを設置することも可能。大胆に間取りを変更したい場合は、スケルトンリフォームするのもおすすめです。
水回りを新しく、動線も変更する
狭小住宅では、狭いがゆえ、動線がよくない場合もあります。しかし、キッチンの動線が悪いと、料理をする人のモチベーションが下がってしまいます。毎日料理をするお家の場合は、思い切って水回りを新しく、かつ動線も使いやすいように変更するのがおすすめ。
例えば、一般的な壁付けのキッチンから家族の顔が見える対面式のキッチンへ。また、1階の日当たりが悪い場合、LDKを2階に変更するなども人気のリノベーションになっています。
階段のかけかえ、場所の変更も可能
階段が急、場所が気にいらないなどの場合は、階段を変えたり場所を変えたりすることも可能です。特に小さい子どもがいるお家は、階段が急だと心配です。家族が上り下りしやすい階段にするのがよいでしょう。
狭小住宅のリノベーションにかかる費用
・スケルトンリフォーム 800~1,700万円ほど
・リノベーション 600~1,200万円ほど
・自然素材の施工 無垢材が8,000~1万5,000円、しっくいが平方メートルで約1~2万円程度
・水回り キッチン、トイレ、洗面台などの交換の合計が210万円ほど
まとめ
狭小住宅は、周りの環境がよい、駅や都心からのアクセスがよいなどのメリットがあります。広さを犠牲にした狭小住宅ですが、リフォーム、リノベーションで自分好みの住まいにすることが可能です。
敷地面積が狭いため、全体的な改修費用が安めなのがうれしいポイントでもあります。狭小住宅の狭さは、いかに工夫して暮らすかが重要。自分で家を改修し、インテリアを工夫するなど狭小住宅ならではの楽しみを味わいましょう。
シンプルハウスのワンストップリノベーションでは、リノベーションを前提とした中古住宅探し・購入から設計・施工、家具や照明、さらにはインテリアアイテムまでを提案。そして施工後も安心して暮らせるアフターフォローまで充実したサポートが受けられます。
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