住宅を購入する際には、資金計画と住宅ローンが欠かせません。どちらもお金がかかわってくることのため、事前に把握しておかなければ、後悔することになるかもしれません。本記事では、住宅を購入する際に必須な資金計画と住宅ローンについて紹介します。住宅の購入やリノベーションなどでローンを組む予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
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資金計画とは
よく資金計画のことを、予算を組むことと勘違いしている方がいますが、資金計画とは予算を組むことではありません。住宅ローンの資金計画とは、自分が住宅を購入するためのお金をどうやって集め、どうやって支払っていくのかを計画することです。下記からは、資金計画の際に大切なことを紹介します。
資金計画を立てる際に大切なこと
資金計画を立てる際に一番大切なのは、無理なく返していける返済計画を考えることです。
自分はいくらまで借りられるのかという、限界点から考え始める方が多いですが、限界点を知ったとしても、限界まで借りると無理をし続けなければ、ローンの返済を続けられなくなってしまいます。資金計画を立てる際は、必ず無理なく返済していけることを重視して考えるようにしましょう。
失敗しないためのポイント
資金計画を立てる際に失敗しないためのポイントは、自分が定年を迎えるまでに完済できるような計画を立てることです。
長い返済期間を設定するとその分借りることができる金額が増えますが、退職金まで使ってローンを組んでしまうと、老後の生活が立ち行かなくなる可能性が出てきます。立派な家が建てたいと感じるかもしれませんが、先のことを考えて無理な資金計画を立てないように気をつけてください。
住宅ローンとは
住宅ローンという言葉は耳にしたことがあるけど、どんな物なのか詳しく把握していないという方が多いのではないでしょうか?住宅ローンとは、マイホームを購入する際に金融機関から受ける融資のことです。簡単な言い方をすると、マイホームを購入するために銀行などから借りるお金のことです。
基本的に住宅ローンはマイホームを購入するために受ける融資のため、同時に契約できるのは、1人につき1件が限度と言われています。下記からは、住宅ローンが利用できるシーンと住宅ローンを利用することができないシーンについて、詳しく紹介していきます。
住宅ローンの特長
住宅ローンの特長は、マイホームを購入するためのローンということで、他のローンに比べて金利が低い傾向にあることです。金利が低いため35年などの長期的なローンを組むケースがほとんどで、審査の際には継続的に安定した収入がある人物かという点が重要視されます。
住宅ローンが利用できるシーン
まず、住宅ローンを使用できる具体的なシーンを紹介します。住宅ローンが利用できるシーンは、自分が住む予定のマイホームを購入する際のみに限られています。自分が住む予定の住宅であれば、新築や中古、戸建て、マンションを問わずに、どんな形態の住宅購入にも利用することが可能です。
お店と住宅が一体になっているタイプの住宅でも利用することができますが、店舗一体型の住宅の場合には、居住スペースの面積が2分の1以上でなければいけないなど、細かいルールが決まっているケースが多いです。なお、マイホームを建てるための物であれば、土地の購入にもローンを利用できます。
住宅ローンが利用できないシーン
住宅ローンとは、マイホームを購入する際に組むローンのことです。そのため、賃貸物件を購入するための費用やリゾート地などに、別荘を購入する費用には利用することができません。
また、住宅ローンを組んで購入した住宅は、契約の修正をしないままの状態で賃貸として人に貸し出すことはできないので、注意してください。賃貸として貸し出す予定の物件を購入する際には、アパートローンという名前のローンを組む必要があり、別荘を購入する際には、セカンドハウスローンやリゾートローンというローンを組む必要があります。
住宅ローンの資金計画の立て方
住宅ローンの資金計画の立て方を紹介します。住宅ローンの資金計画は自力で立てる物ではないため、暗記をする必要などはありませんが、スムーズに進めるためにも流れだけは把握しておきましょう。マイホームの購入を真剣に考えているという方は、ぜひ参考にしてください。
資金計画を立てるタイミング
資金計画を立てるタイミングを間違えてしまうと、住宅購入の工程に手戻りが発生してしまう可能性があります。そのため、先に資金計画を立てるタイミングを紹介します。
資金計画を立てる適切なタイミングは、購入する物件の目星をつける前です。物件探しが一番楽しいステップかもしれませんが、資金計画を立てるよりも先に物件を決めてしまうと、無理な資金計画を立てることにつながったり、物件探しを最初からやり直さなければいけない事態になってしまいます。真剣にマイホーム購入を考え始めたら、最初に資金計画を行いましょう。
資金計画の立て方
資金計画を立てる手順は、大きく分けて4つのステップに分けることができます。1つ目のステップは、将来の家族の収支を確認することで、2つ目のステップは今の貯金や生活費の収支を確認することです。そして3つ目のステップで具体的な予算を算出し、最後に4つ目のステップで住宅ローンのシミュレーションを行います。
資金計画は基本的に自分一人で考えるのではなく、不動産会社などに依頼して考えてもらうことがほとんどです。計画の立て方が理解できなかったとしても、全く問題ありません。
まとめ
本記事では、資金計画と住宅ローンについて紹介しました。住宅ローンは自分が住むためのマイホームを購入する際のみに利用できるローンであり、賃貸として貸し出すための住宅購入時などには利用することができないため注意してください。
資金計画を立てる際は、無理なく返済していけるような現実的な計画を立てるようにしましょう。本記事が、住宅ローンを組もうか迷っている方のお役に立てれば幸いです。